2.『英語学習法の陥りやすいワナ』
少し大きめの本屋さんに行くと、英語コーナーに英語学習に関する本がたくさん並んでいるのをあなたもよく目にすることと思います。
「聞くだけでみるみる英語が上達する」
「この単語を覚えるだけであなたも英語を話せる」
「あなたも今日から英字新聞が簡単に読める」
ついついタイトルにつられて手に取ったが最後、気が付くと店を出るときには、本屋の袋を手にしている自分がいたりします。もちろん、どれもすばらしい本です。
しかし、これだけ多く英語学習の本が出回っているのに、どれだけの人がいまだに英語に悩んでいるのでしょうか。
私も本棚に何冊も英語関連の本が並んでいます。最初の数ページの甘い歌い文句に何度思い知らされたことか。思わず「できない私が悪いのか〜!」と叫びたくなります
。
何故このような結果になるのか?そもそも英語と一口に言ってしまいがちですが、実際には
1.話す力
2.聞く力
3.書く力
4.読む力
5.テストのための力(TOEIC、TOEFL、英検、受験など)
これらを総合的にみて英語だと私は考えています。
各英会話スクールや本などでは「聞くことができれば自然と話せるようになる」とか「英語はまず読むことか大事」など様々な事が言われています。
でもちょっと考えてみてください。
かっこよくコミュニケーションしたいと思っても、基礎的な構文や単語の知識がなければうまくコミュニケーションをとる以前の問題となってしまいますよね。
たとえ英語を完璧に「話す」ことができたとしても、「聞く」ことができなければ、チンプンカンプンな受け答えになってしまって、コミュニケーションは成り立ちませんよね。
そうです。実はどれか1つの力に偏るのではなく、「話す」「聞く」「書く」「読む」
、そして試験に臨むのなら「テストのための英語」の5つの英語力をバランスよく身に着けていくのが上達への近道となります。
私の生徒さんに留学生が多くいますが、英語がペラペラだから絶対バイリンガルだな・・・と思っていたら、今でも単語力がなくて読み書きが苦手という人がいます。
その一方で、TOEICのスコアが800もありながら、外国人と話した経験がないためにうまくコミュニケーションが出来ないことに悩んでる人がいます。
このように、人によって5つの英語力のバランスや弱点はまったく異なります。
まずは簡単で構わないので、自分のバランスはどうだろう?自分の弱点はなんだろうと自問してみてください。これだけでも全然違いますよ。
英会話上達の3つの秘訣の最後、ポイント3は『あなたに足りないものってなんだろう』です。
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