ポイントのおさらい
さて、ここでもう一度いままでのポイントをおさらいしてみましょう。
- ・軽視しがちな「動機・根気・暗記・度胸・慣れ」を馬鹿にしない。
- ・1点に偏った勉強ではなく、自分の弱点をよくふまえながら「話す、聞く、読む、書く、テストのための英語」それぞれについてバランスが取れた勉強をする。
- ・「1.」「2.」をやるうえで、どうしても挫折してしまようであれば、英語を使わざるを得ない優れた環境に身を置く。
決して短時間で英語を身につけることはできません。
たぶん多くの英会話学校では、自分達に不利になるのでこんなことは決して言わないと思います。でも英語を学びたいというあなたにとって大切なことなので、敢えてもう一度言いますね。
英語は決して短時間で身につけることはできません。
普段、意識することなく使っている日本語だって、あなたが生まれてから30日や60日そこらでいきなり話すことができたわけではないですよね。
最初は「アー」とか「ウー」といったうめき声から始まって、しばらくして「マーマ」「ブーブ」といったちょっとしたフレーズが言えるようになり、長い時間をかけて少しずつ少しずつステップアップしていったはずです。でも、今はこうして不自由なく話すことができますよね。
英語だって同じです。ネイティブの外国人といきなり流暢に話せるなんて、赤ん坊が急に大人びた口調で「腹減った」と言いだすのと同じくらいおかしなことです。
ですから、あなたが最終的に本当に英語をものにしたいのなら、まずは焦らず、そして途中であきらめないこと。頭が良いか、悪いかなんてそんなことはたいした事ではありません。どれだけ継続することができるかです。
途中で諦めてしまえばそれで一生できずじまい、あきらめなければいつか必ず身になります。
シドニーオリンピックで9位と惨敗したにもかかわらず、見事ギリシャオリンピックハンマー投げで金メダルをとった室伏選手も「一番重要なのは努力し続けることだと思っている」と語っています。
「英語は短時間ではものにできない。」
「英語は焦らずコツコツと継続していく。」
これだけは是非覚えておいてください。そうすれば「また騙されたよ」とか「いいかげん自分ってほんとうに馬鹿なんじゃないだろうか」なんて不快な思いをすることもないでしょう。
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